小学時代

土日は両親も仕事が休みだったんだけど両親は喧嘩になる事が多く、ある日母親がキレて包丁を振り回しそのまま鞄に包丁をしまい込んで祖母に家に避難する出来事があった。

近所の人も喧嘩絶対に聞いていたと思う。

土日ってもう少しのんびり穏やかに過ごしたい人が殆どだし、ピリピリ緊張状態が続くのって心休まる暇がなかったと思うのだけど、母にとって祖母の家はわがまま放題にふるまえる場所で、嫌になるといつも祖母を頼っていた。


なので、案外親がいない家が私は楽だった気がする。実家がゆっくりできないのは大人になっても変わらなかって、実は東京に住んでいる今が一番落ち着けて心の平和を保てている。